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  本の感想文、手ぬぐい紹介にからめた雑談などを

『ひそやかな復讐』上・下 

ひそやかな復讐 上 (1) (扶桑社ミステリー タ 3-3) ひそやかな復讐 上 (1) (扶桑社ミステリー タ 3-3)
ドナ・タート (2007/05)
扶桑社

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ひそやかな復讐 下 (3) (扶桑社ミステリー タ 3-4) ひそやかな復讐 下 (3) (扶桑社ミステリー タ 3-4)
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『シークレット・ヒストリー』の作者の待望の新作。
ハリエットの兄ロビンは、10歳のとき、何者かに自宅の庭で絞殺された。12歳の夏休み、ハリエットは、犯人探しに乗り出す。人々の話から犯人の目星をつけ、友人のヒーリーと協力して復讐しようと試みる…。
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ガーン。
脱力。
ものがなしい…。
何度も投げ出しそうになりながら、読了までこぎつけたというのに。
面白くない---と思ってページは遅々として進まず、「でもドナ・タートだから」、とにかく読んでみようと、他の本に浮気しないようにしていたのに。
おかげでブログが放置状態になったじゃないか〜。
(こればかりが原因じゃないですが)

『シークレット…』は、私にとっては非常に印象的な作品でした。
こじんまりとした大学が舞台の、浮世離れしたゼミ生たちが繰り広げる物語。肝心のミステリ部分の結末はすぐ忘れてしまうのですが、全体としての雰囲気だけがいつまでも心に残っているようなたぐいの。
(旧館の感想文はココ

だから、本作にも期待していたわけです。

そうそうに感じ取ってはいたのですがね。どうも求めているものは無いらしいとは。
主人公のハリエットやヒーリーが魅力的にはうつりませんでしたし(姉アリソンはかわいく感じました)、ハリエットの祖母イーディーとその騒々しい姉妹たちは、面白くはあれど存在意義がよく掴めません。ラトリフ家の面々にいたっては、なぜそこまで掘り下げるかと…。不必要に思えてしまう横道、過剰な描写の羅列で、本当に辛抱いりましたよ。
それでも、撤退せずに読み続けてしまったのは、ロビンの死の真相が知りたかったからです。最後に、何かあるんじゃないかと。イーディーの告白なり、アリソンの悪夢の解明なりがあって、すべてがストンとおさまるところにおさまって、「あー、スッキリ!」となるのでは…と。

そうはなりませんでした。

ミステリじゃなかったんですね。富裕白人層、貧困白人層、黒人層からなる南部の町独特のありよう、人々の行動様式などは、なるほどと思えましたから、そういう目で読めばよかったのかもしれません。

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